人の「生きる力」になることをお話させて頂きました。今回も、お子さんの「お手伝い」についてのお悩みにお答えしていきます。
こんなお悩み相談がありました。
「自閉症の子どもにペットボトルのキャップとラベルを外すことを教えると、一緒にゴミ出しに行った時に、キャップとラベルがついている他のゴミ袋の中身まで分別してしまいます…」
このような行動があるのはなぜでしょうか?
- 注目の特性:注目しなくてもよいところに注目してしまったり、注目しなければならないところに注目できなかったりすることがあります。一度ゴミ袋に注目すると「分別しなければいけない」というこだわりが強くなってしまうことがあります。
- 関連付け(パターン化):「ペットボトル=分別しなければいけないもの」という認識が強く、その通りにいかないと気が済まないことがあります。
では、このようなケースではどう対応したらいいのでしょうか?
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全くやらせないようにするとストレスになるので、
「家の中ではやってもいいと保証してあげる」
と良いと思います。ゴミ出しに行くとこだわりが強く出てしまうのであれば、家の中のお手伝いだけお願いして、ゴミ出しはやらせないという手もあると思います。
小さい頃から家事の「お手伝い」をしてもらうことで、大人になってからも自分のことは自分でできるようになり、将来の選択肢の幅が広がります。また、家族の中で自分の役割を果たすことができると、ご本人の自己肯定感にも繋がります。
家事も楽になるので一石二鳥ですよね♪ぜひ、小さなことから挑戦してみてください!