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OHANAノート 2023.10.11

ブルガリアのABA療育センターを視察して(前編)

こんにちは!株式会社OHANAの杉本と申します。私は2023年6月28日から7月3日まで…

こんにちは!株式会社OHANAの杉本と申します。

私は2023年6月28日から7月3日までの4日間、ブルガリアのABA療育センター「Autism Today」を現地で視察してきました。今回は、視察での学びを共有するために、この記事を書きます。

ブルガリアの自閉症支援について

ブルガリアの人口は約690万人です。人口10万人あたりの自閉症者の割合は335人で、世界134位にランクインしています(ちなみに日本は世界3位)。代表の方のお話によると、国内で自閉症を診断できる医師は現在8名ほどしかいないそう。診断待ちの子供たちもたくさんいるとのことです。代表の方のお話によると、自閉症に特化した施設はなく、成人期は親御さんがご自宅でお世話をするケースが多いそうです。

参照:Autism Rates by Country 2023 – Wisevoterhttps://wisevoter.com/country-rankings/autism-rates-by-country/

Autism Todayとは?

そんなブルガリアで国内初の自閉症児のための療育センターを設立したのが、Autism Today代表のツォロヴァさんです。息子さんが自閉症で、当時は自閉症児への療育機関が国内になかったため、ご自身で立ち上げられたそうです。現在は、国内4ヶ所にセンターを展開しており、約200名の子供たち(1歳~13歳)が療育を受けているそうです。診断を受けていない子供でも、療育を受けることができます。今回ツォロヴァさんのご厚意で、丸4日間、3ヶ所のセンターを見学させて頂きました。

Autism Today代表のツォロヴァさん(写真左)と一緒に。

3か所のセンターを訪問

軸がブレない、一貫した支援

Autism Todayの支援者は全員、ABA療育者、言語聴覚士、作業療法士などの有資格者。入社後は全員ABAについて学び、月に一度米国認定の専門家(BCBA)から監督・指導を受けています。プロ集団だけあって、一貫した支援が提供されていることに感銘を受けました。自閉症支援の共通認識がなく、支援者によってやり方がバラバラだと、変化が苦手な自閉症の方は混乱してしまったり、不適切な行動を誤って学習してしまったりします。しかし、今回視察した療育センターでは、ABAという人間の行動を分析する学問に基づき、支援者全員が利用者さんの行動に対して同じ対応を取っているのに驚きました。

次回の記事では、実際に見たセラピーの様子をご紹介していきます!

お楽しみに!

執筆者:

株式会社OHANA

杉本 麗百

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