サービス
生活介護事業所 Kai 放課後等
デイサービス シェアハウス
Pila(ピラ) 重度訪問介護
Ilmare(イルマーレ) eサービス
@とうほく はたらく生活介護 オリジナル商品開発
OHANA COFFEE
自閉症特化型
生活介護事業所 Kai
一人ひとりの利用者様にとって「幸せなライフスタイルは何か」を考え、サポートしていきます。
-社会課題の解決-
- 障がいのある方とその家族が孤立せず、
適切な支援サービスを受けることができる社会 - 問題行動(自分や他人を傷つける行為)が見られるために施設での受け入れを断られてしまうことがある
- 適切なサービスにつながることが難しく、親御さんがご自宅でお世話をしているケースが多い
- 24時間目が離せない状況での親御さんの精神的負担は計り知れず、経済的困窮を招くこともある
数十年先の将来のことを見据え、より自立して地域社会で暮らしていけるようにスキル習得をサポートする
-データで見る社会課題-
- 自閉症の方現状
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障害特性(コミュニケーションの苦手さや感覚の過敏性など)に環境がうまくあっていないことが、人や場に対する嫌悪感や不信感を高め、行動障害をより強いものにしてしまいます。
引用:平成25年度障害者総合福祉推進事業 課題9 | 独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設 のぞみの園 | 強度行動障害リーフレット より - 自閉症の方は、一人一人違う特性があるため、個々の障がい特性に配慮しないと、状態が悪化して強度行動障害(自分や他人を傷つける行為や破壊行動などが異常な頻度と度合いででる状態)になってしまうことがあります。一度状態が悪化してしまうと元の状態に戻るのは難しく、福祉施設から受け入れを断られてしまうケースもあります。受け入れ先がなく、ご家族がご自宅で介護を続けている。特に高齢の親御さんの場合、精神的にも体力的にも介護による負担が大きいことが現状です。
- OHANAがすべきこと
- アメリカ最先端の自閉症支援を学んだプロが、一人一人の障がい特性を検査キットを活用して分析し、障がい特性に合わせて個別化した環境や支援プログラムを設定します。数十年後の将来のことを見据え、より自立して暮らしていけるように、ご本人ができることを増やすトレーニングを行います。強度行動障害は、周囲を困らせようとしているのではなく、ご本人が困っていることの現れであると私たちは考えています。問題行動を引き起こしている原因(障がい特性と環境のミスマッチ)を特定して環境を変えることで、ご本人のストレスを減らします。ご本人の自立を目的として支援を行うことで、結果的に問題行動が減り、状態が良くなることを目指します。
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出典:平成25年度障害者総合福祉推進事業 課題9 | 独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設 のぞみの園 | 強度行動障害リーフレット(3ページ)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000069196.pdf -
図:平成25年度障害者総合福祉推進事業 課題9 | 独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設 のぞみの園 | 強度行動障害リーフレット(3ページ)の図より転載
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000069196.pdf
-事例紹介-
○○さんは支援員に対して叩く、噛みつくなどの問題行動があり、他事業所で受け入れを拒否され、自宅で約2年間親御さんが世話をしていた。
現在は他害行為もほとんどみられず、2年ほど利用を続け、親御さんの負担も軽減した。
抱えていたこと(例):事業所で衣類を水で濡らす行動が繰り返し見られた。
変えてみたこと問題行動をやめさせることを考えるのではなく、コミュニケーションを教えるチャンスととらえた。
- 絵カードを使用した
コミュニケーション - 水濡らしの前に必ず支援員にカードを渡してもらうように徹底し、カードを受け取ってから水道の元栓を開けてタイマーで3分間水濡らしを保証した。
対応結果カードを渡せば自分の気持ちを伝えることができることを学習し、現在は水濡らしの行動が0回になっただけでなく、他の場面でも絵カードでコミュニケーションをとれるようになった。
-サービスについて-
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サービスの特徴
自閉症特化型生活介護事業所 Kaiには大きく分けて4つの特徴があります。
- 視覚的に理解する視覚的構造化
- スケジュールや行動などに関して、イラスト、写真、文字を用いて、ご利用者様に合わせて一番視覚的にわかりやすい方法で情報を提示しています。また、ご利用者様の活動エリアを整理整頓して、どこに何があるのか視覚的にわかりやすい環境を提供します。
- 気持ちの使え方をトレーニングコミュニケーション
- 発語がなかったり、発語があっても自分の気持ちを伝えるのが難しい方が、絵カード(PECS、絵カードコミュニケーションシステム)を使って自分の気持ちを伝えられるようにトレーニングを行います。
- 行動を分析・理解する応用行動分析
- 行動の前後に注目して、行動の原因を探ります。対象となる行動が起きた場面、回数、頻度など記録をとり、その行動が起きている原因を探りながら支援を組み立てます。支援の方向性があっているかは、記録された行動の変化を元に判断していきます。
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ご利用の流れ
自閉症特化型生活介護事業所Kaiをご利用いただくにあたり、どのような支援が適切かを考えていくために、保護者様との面談およびお子様のアセスメントを行なっていきます。
- 見学
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まずはご希望の事業所へ見学においでください。事業所は、仁井田と新屋の2箇所ございます。
- アセスメント
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自閉症の方一人一人が情報をどのように理解するか把握するため、アセスメントキットを用いて検査を行います。
- 体験利用(5日間)
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ご利用前に5日間の体験利用を行なっていただきます。ご不明点がある場合は遠慮なくご質問ください。
- 訪問による面談
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ご自宅に訪問させて頂き、聞き取りを行います。数十年先の未来像を描き、一人一人にあった目標設定を行っていきます。
- 目標設定について
- 一人一人の現在の状況に合わせて目標設定や支援内容は変わってきます。まずは週に一回来所することが目標になる方や、地域活動が目標になる方もいらっしゃいます。
- ご利用開始
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面談後、内容にご納得いただいた上でご利用を開始いただけます。
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スケジュール(一例)
自閉症の方は特性が個々違うため、個別に応じたプログラムを私たちとご両親でお話をした上で、作成します。利用者様一人ひとりの情報の受け取り方に合わせてイラスト、写真、文字などを活用していきます。情報を一度に受け取ることができる量も利用者様により異なるので、半日ごとに提示する場合もあります。
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午前の部
- 9:00
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朝の送迎
利用者さんのご自宅までスタッフがお迎えに行きます。(保護者様が送迎されるケースもあり)
- 10:00
- 来所
- 10:00〜
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地域移行トレーニング
将来地域で自立して生活できるように、支援員付き添いのもとスーパーやコンビニに買い物をしに行きます。
- 11:00〜
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作業トレーニング
将来の選択肢を増やすため、職業スキルを鍛えます。支援員に作業終了について報告したり、分からないことがあれば自ら質問して確認をとったりできるようにすることも大切な職業スキルです。
- 12:00
- 昼食、歯磨き
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午後の部
- 13:00〜
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公園、ジム
公共の場を活用し、利用者さんの好きな運動やトレーニングをする機会を提供しています。
- 14:15〜
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おやつ
利用者様に自己選択の機会を提供させて頂くため、好きなおやつを選んでいただいています。
- 14:30〜
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作業、課題
課題によってさまざまなスキルを鍛えます。(数字を理解する力、指示通りに活動を遂行する力、細かい手先の運動を鍛えるなど)
- 15:00
- 帰りの送迎
- 15:30
- 帰宅
- オプション
- ・昼食(お弁当):1食あたり 400円
・入浴:1回200円(状況に応じて介助・自立支援付き)
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概要
- 開所時間
- 月曜日~金曜日 9:30~15:30(土日、年末年始休み)
- 定員
- 20名
- 対象者
- 障がい者支援区分3以上(50歳以上は2以上)
利用年限なし(送迎については要相談) - アセスメント
- 検査キットを使用した評価セッション(90分)
※当事業所の生活介護サービスを利用する場合のみ