サービス
生活介護事業所 Kai 放課後等
デイサービス シェアハウス
Pila(ピラ) 重度訪問介護
Ilmare(イルマーレ) eサービス
@とうほく はたらく生活介護 オリジナル商品開発
OHANA COFFEE
シェアハウス Pila(ピラ)
一人ひとりの利用者様にとって「幸せなライフスタイルは何か」を考え、サポートしていきます。
-サービスへの想い-
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「もう悩まなくて大丈夫」
ひとりひとりに合わせたケアで
ご利用者とご家族の人生をもっと豊かに前向きに経験を”積み重ねること”で自立への一歩を踏み出してほしい。そんな想いからシェアハウスPillaは存在します。安心して暮らせる未来のために、今日からできることを一緒に考えていきましょう。
-社会課題の解決-
- 障がいがあっても、誰もが生まれ育った地域で安心して暮らしていける社会
- 適切なサービスにつながることが難しく、親御さんがご自宅でお世話をしているケースが多い
- 親御さんは高齢になっても世話をし続けることもあり、親亡き後お子様がどうやって暮らしていくのか不安を抱えている
重度の自閉症の方々が、特性に配慮した環境で、親御さんと離れても安心して暮らせる場所をつくる
-データで見る社会課題-
- 居住サービスを利用できていない現実
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区分認定の高い障害者に GH の制 度や支援は十分に対応できていないのではないかと いう疑問が浮かび上がる。
引用:平成30年度障害者総合福祉推進事業 課題22 | 一般社団法人日本グループホーム学会調査研究会 | グループホームを利用する障害者の生活実態に関する調査研究 より -
「親がいるうちは、親が支える」が当たり前とされ、それは、障害のある本人が50歳になり、親が80歳代になるまで強いられている実態が浮き彫りになった。
引用:平成30年度障害者総合福祉推進事業 課題22 | 一般社団法人日本グループホーム学会調査研究会 | グループホームを利用する障害者の生活実態に関する調査研究 より - 株式会社OHANAは、親御さんの負担を軽減し、重度の自閉症の方が親亡き後も安心して暮らし続けることができる居住空間をつくることが必要不可欠であると考えています。
- OHANAがすべきこと
- 重度の障がいがある方は居住サービスを利用することが難しく、大人になっても親御さんの介助を必要とする現状があります。親御さんの高齢化が進む中で介護の負担もあり、また親御さんが亡くなった後はどうするのか不安を抱えているご家族は少なくありません。私たちは、そのような親御さんの負担を軽減し、親亡き後も重度の自閉症の方が安心して暮らし続けることができる居住空間をつくります。入居される自閉症の方々の特性に配慮して建物の設計から工夫し、夜間帯も含めて常時スタッフを2名以上配置することで、安全で快適に過ごして頂ける環境を提供します。
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出典:平成30年度障害者総合福祉推進事業 課題22 | 一般社団法人日本グループホーム学会調査研究会 | グループホームを利用する障害者の生活実態に関する調査研究(11ページ)
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000521823.pdf -
出典:きょうされん | 障がいのある人の地域生活実態調査報告書ページ内、「2012年10月1日公表の同旨調査報告書.pdf」
https://www.kyosaren.or.jp/wp-content/uploads/2016/05/chiikiseikatujittai_saisyu20121001.pdf -
グラフA:平成30年度障害者総合福祉推進事業 課題22 | 一般社団法人日本グループホーム学会調査研究会 | グループホームを利用する障害者の生活実態に関する調査研究(11ページ)のグラフを元に弊社にて編集・加工し作成
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000521823.pdf -
グラフB:きょうされん | 障がいのある人の地域生活実態調査報告書内、「2012年10月1日公表の同旨調査報告書.pdf」の14ページ、「図10 介護者の年齢階層(人)」のデータを元に弊社にて編集・加工し作成
https://www.kyosaren.or.jp/wp-content/uploads/2016/05/chiikiseikatujittai_saisyu20121001.pdf
-事例紹介-
障がい区分6の○○さんは親御さんの高齢化に伴い居住サービスを検討しているが、ご本人にあった配慮を受けられるサービスが見つからない
シェアハウスに滞在することにより、ご本人にあった環境で落ち着いて過ごすことができる。
-サービスについて-
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シェアハウスとは
「シェアハウス」とは、複数人が同じ屋根の下で共同生活を送る住居のことです。シェアハウスPilaは、重度の知的障がいのある自閉症の方々を対象としたシェアハウスです。24時間体制で2名以上のスタッフが常駐しており、自閉症に特化した専門的な支援を受けながら、現在5名の方々が暮らしています。鍵付きの個室スペースがありながらも、トイレ、バスルーム、ダイニングルームなどは共用になっています。
日中は弊社の生活介護事業所Kaiで自立スキルを習得して頂き、シェアハウスではそのスキルを実際に使って生活して頂いています。また、普段の生活介護のご利用時にご本人の特性をしっかり見極めて個別対応しているので、シェアハウスでもご本人に合った環境を提供できます。
生活介護とシェアハウスでのサポート体制が一貫しているため、ご本人にとって混乱が少なく安心して暮らせるように支援します。 -
サービスの特徴
OHANAのシェアハウスは、親御さんと離れても安心して暮らせる場所として存在し、以下のような取り組みを行っています。
- 安心して過ごせる24時間スタッフ在中
- 夜間も含めて常時スタッフが在中し、利用者様の見守り・支援を行っていますので、安心してサービスをご利用いただけます。
- 自分で取り組む力を育てるフレームワーク支援
- 利用者様がご自身で入浴や食事など日常生活を送ることができるように支援を入れている。たとえば、入浴時に手順書を使用することで自分で入浴できるように支援したり、タイマーを使用して活動の終わりを分かりやすくしてスムーズに次の行動の切り替えられるように支援しています。
※本サービスは、株式会社OHANAの重度訪問介護サービスを利用しています。
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シェアハウスの工夫
OHANAのシェアハウスには、ご利用者様が持つさまざまな特性に対応できる環境となるように、さまざまな工夫を行っています。
- 全室鍵付き個室
- 一般的に障がい者向け居住施設では鍵がついていない部屋が多くありますが、Pilaでは障がいの有無に関わらず、プライバシーに配慮するため、全室完全個室で鍵がついています。
- 防音
- 「感覚過敏」という少しの音でも敏感に反応してしまう特性をお持ちの方もいらっしゃるため、各部屋の間隔を開け、壁を防音仕様にしています。
- 窓
- 「衝動性」が強く、窓から飛び降りたり、脱走したりしてしまう特性をお持ちの方もいらっしゃるため、窓を無くすのではなく、すべての窓を全開にならない窓にいたしました。
- 専用玄関
- 他の居住者の方を見るだけでパニックになってしまう特性をお持ちの方もいらっしゃるため、他の居住者と出入りを分けるためその方専用の玄関を設計しました。
- トイレの数の多さ
- 専用玄関と同じ理由で、トイレの数を多く設計しています。トイレは一階に2つ、2階に一つあり、他の居住者の方と顔を合わせずに使用することができます。
- キッチン
- 特定のものに「注意•注目」しすぎて固執してしまうことがある特性をお持ちの方もいらっしゃるため、居住者の方がキッチン内に入らないようにカウンターを設置し、スタッフ専用の入口を設けました。
- 食事
- 「ヨシケイキッチン!」さんの食材配達サービスを活用し、3食、栄養バランスのとれた手作りの食事をスタッフが用意いたします。基礎疾患がある方への個別対応もさせて頂いています。
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VRにて施設内を
ご見学いただけます居住者の方のプライバシーに配慮するため、外部の方の館内の見学はお断りさせいただいておりますが、VR映像にて館内をご見学いただけます。ぜひご活用ください。
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スケジュール例(ご利用者様:Kさんの場合)
Pilaでは、ご自宅での過ごし方を元に、ご利用者様一人一人に合わせたスケジュールを設定しています。下記はご利用者様Kさんのとある1日に密着取材させていただいた際のスケジュール例です。
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午前の部
- 7:20
- 起床、トイレ
- 7:30〜
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検温、朝食、服薬、歯磨き
食事の際は「他の人の音に敏感」という自閉症の特性に配慮し、お1人ずつ時間をずらして食べて頂いています。
- 9:20〜
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着替え、髭剃り
「布団を直す」などの小さなことでも、ご自身でできることはやって頂きます。一人ではできないところのみ介護員が介助し、ご本人が自分でできることを増やしていきます。
ご利用者様が最も理解しやすい方法で、1日のスケジュールを分かりやすく提示しています。Kさんの場合は写真のカードでスケジュールを提示し、終わったらカードを1枚ずつ剥がしてBOXに入れます。
自閉症の方は、自分で計画を立てて実行することが難しかったり、先の見通しが持てないと不安になってしまったり、急な予定の変更があるとパニックになってしまうことがあるため、ご利用者様に合った方法でスケジュールを定時しています。
- 10:00〜
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外出
この日は、介護員と一緒に床屋へ。帰りにスーパーに行き、ご自分で昼食を選んで購入しました。
- 11:45〜
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点眼、昼食、歯磨き
外出時にスーパーで「自分で選んで購入」した昼食を取ります。自分で「選択する」ことも大切な自立スキルの一つです。選択ができる方には、全て介護員が決めてあげるのではなく、ご自身で選ぶ機会を作っています。
1日3回体温を記録しますが、Kさんはご自身で体温測定・記録をして下さっています。ご自身の健康管理スキルを習得して頂くために、日頃から練習しています。
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午前の部
- 13:20〜
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外出
午後は、ご本人のご希望に出来る限りお応えする形で、好きな場所に出かけています。ご希望に添えない場合は、代わりの場所や日程を提案するなどご本人と交渉します。この日はある福祉施設を見に行きたいと仰ったため、親御さんの許可を得て、ドライブして外観だけ見に行くことにしました。
- 15:20〜
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帰宅、おやつ、自由時間
Kさんは基礎疾患があるため、糖分やカロリーに配慮したおやつを提供しています。季節のフルーツをお出しすることもあります。
夜ごはんまで自由時間なので、お部屋でご自分でパソコンを操作して動画視聴などをされます。 - 17:00〜
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夕食、歯磨き
夕食を撮った後ご自分で歯磨きをしますが、Kさんは磨き残しがあるため、介護員が仕上げ磨きを行っています。将来は一人で歯磨きができるように、日中通っている「生活介護事業所Kai」で歯磨きの練習をしています。
- 17:20〜18:00
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入浴
Kさんはお一人で入浴ができますが、洗い残しがあったり、工程を飛ばしたりしてしまうことがあるので、ご本人の写真を使った入浴の手順書を作成しました。視覚的にわかりやすい環境を整えることで、手順書を見ながら自立して入浴できるようになりました。ご自身でできない部分は、同性のスタッフが介助を行います。
- 18:00〜
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夜食
この日は、ご自宅から持参したヨーグルトとスープを召し上がりました。
- 19:20〜
- 血圧、体温測定→自由時間、お好きなタイミングで就寝
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概要
- 定員
- 居住5名(確定済み)+ショートステイ1名
- 対象者
- 成人期の重度(区分4〜6)の自閉症スペクトラムの方々
- 利用料金
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家賃:45,000円
共益費:4,000円
電気代(居室):3,000~4,000円(エアコンとTVなどの使用量に応じて)
食費:朝食250円、昼食夕食400円
例)現在入居されているAさんの場合、8月の利用料は合計69,800円でした。
※表記は月額の費用です。
※電気代は別途ご請求申し上げます。